新型コロナに関してのまとめ

　どうも新型コロナホットスポット周辺にいるヤサカです。

　今回は新型コロナに関して結構前から考えていることをそろそろまとめて吐き出そうという気持ちで書いています。先に断っておくとヤサカは生物学をやってはいましたが、医療関係者でもなければ、感染症の専門家でもありません。それらを踏まえたうえで的外れな事を書くかもしれませんが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

新型コロナとは？

　中華人民共和国の武漢省で最初に発生した新型のコロナウィルスによる感染症です。正式名称はCOVID-19、トランプ大統領曰く武漢ウィルスです。まあ、どちらでもよいですが。12月末ごろから中国での感染が表在化し、その後世界各地に拡散し、今や南極を除く全ての大陸を制覇し、今なお世界中で拡散が続いています。色々な説がありますが、感染力は非常に強く、飛沫による感染で、死亡率は諸国の医療体制次第ですが、大体報告を見る限り1～3％程度の死者が出るようです、医療崩壊をした場合は、それが10％前後まで跳ね上がるので、各国対応の協議が進んでいます。

新型コロナの拡散は防げたのか？

　新型コロナを中国がもっと早く公開していれば、とか、WHOのテドロスがもっと仕事をしていれば防げた、という意見が結構ネット上なりで見受けられますが、まあ、多分無理だったろうな、というのが個人的な見解です。

　というのは、このウィルスの厄介な特性は以下の通りです。

1. 感染力が高い(1人当たり2.5人とかいう報告もある)
2. 無症状感染者、軽症者が多数存在する
3. ウィルスの生存能力が高く、殺菌処理をしないとしばらく存在する(3日程度生き残るという報告もある)

　さて、以上のとおりです。SARSやMERSと異なり、重症化しなければ表在的な異常は見られないため、水際対策による処理(空港や港、国境等による感染者侵入防止)では感染者を外すのは難しいと思います。唯一何とかできたかもしれないタイミングは武漢で数人しかいないタイミングでその感染者と周辺に人々を処理する(悪く言えば抹殺)、もっと別のタイミングなら武漢で広がり始めた段階で核で吹き飛ばす(バイオ的には滅菌作戦)といった方法が思いつきますが、やれる？私はやれない。

　さらに各国の中国人締め出し政策も、過激ですが具体性はなく、やるなら「中国だけ鎖国」を実行するしかなく、1ヵ国でも裏切れば失敗するものです。しかし、現段階では中国は世界最強の経済大国なので、かなり難しいです。現に日本やヨーロッパ、アメリカにも中国人は浸透していたので、まあ、無理でしょう。日本に至ってはｼｭｳｷﾝﾍﾟｰの国賓級の入国が控えていましたし……。

　誤解無きように書いておきますが、WHOもテドロスも中国も対応がクソだったのは間違えないだろうし、今後世界の敵として非難されまくるでしょう。しかし、完璧にシャットアウトするにはかなり有能な指導者(ｼｭｳｷﾝﾍﾟｰを除く)でなければ防ぐのは上記の理由から難しそうです。

各国と日本政府の対応

　さて、本題の1つ、わが日本政府の対応についてです。端的に言えば遅すぎるしクソすぎる、が個人的な評価です。まあ、それについては後述です。まずは各国の対応方針についてみていきましょう。大別すると以下のようになります。

1. 何もしない or 何もできない…アフリカ諸国など
2. 徹底的な接触の禁止…中華人民共和国
3. GPSやアプリケーションを多用し、行動監視により抑止する…韓国、イスラエルetc…
4. 法律を駆使し都市封鎖、必要最低限の行動以外の抑止…欧州各国
5. 移動制限、不要不急の外出以外抑制…アメリカ合衆国、日本

　大体こんなところだと思いますね。1番の方針はアフリカ諸国などの所謂発展途上国が大半で、理由は皆さん察しの通り、そもそも通常の医療キャパシティが不足しているため、コロナの処理ができるわけがない、という状態です。これに関してはWHO、国連のグテーレス事務局長も指摘の通り、先進国の封じめ後に新たに変異したコロナウィルスがこの地域から広がる恐れがありますが、各国ともに余裕がないため、すでに避けられない状況になっています。

　2番は独裁国家が行える手法です。国家の統制により、軍や医療従事者、ライフラインの維持者以外のほとんどの移動を禁止して、全てを国家がコントロールします。3番と近い印象を受けますが、一番の違いは、市民が外出し、食料などの購入も配給制となり、本当に外に出れない状態です。食料が足りなくても文句は言えず、情報は徹底的に人権もクソもない方針です。2週間程度が潜伏期間のようなので、完全に人の接触を絶つことができれば、最も合理的です。欠点は、まあ、現実に完璧か、というと、配給に関わる人、医療従事者、軍人など接触を完全にブロックすることはできず、火種は国内各所にくすぶっています。プライバシーや人権もないです(まあ、そもそもないか)。中国は勝ち誇ったようなコメントを吐いていますが、内政方針から見るに、多分痩せ我慢でやっているようにしか見えませんね。

　3番は韓国、イスラエルなどといった国家が適用しています。韓国では、感染者の動きを監視し、その移動情報を流すことで、感染経路の明確化を図りつつ、さらに大量の検査をすることにより、感染者の具体的な数値を完全に出しています。欠点は、プライバシー権をどうするか、という問題もありますが、感染者の発生場所が国民全員で把握ができるので、早急な検査の以来と隔離に成功しているようです。

　4番は欧州各国で一番メジャーに行われている方式です。都市における対規模な移動制限を行うことで、人と人の接触を減らし、感染者を減らしていく、という手法です。2番の中国方式よりソフトかつ現実的な方針です。方法はフランスのように強制力を持って排除する方針など、やり方に差異はあるものの、概ね同じです。食料の購入以外のほとんどが禁止されています。欠点は、非配給制なので、ある程度外界との接触がある点と、住民のモラルが問われます。イタリアの市長が火炎放射を持った特殊部隊を突撃させるぞ、と怒り狂っていたのは印象的です。

　5番目は日本やアメリカ合衆国の一部州の方針です。外出を控えましょう、という呼びかけ程度のものです。国家や州の保証度合いは異なりますが、概ね同じです。欧州方式をさらに緩くした方針で、強制力を持っての排除はほぼないです。また、アメリカでは失業者対策を始めており、日本はまだまだ足りなかったりという違いはあります。欠点は、欧州方式をさらに緩くした方式なので、住民のモラルにほぼ依存しています。また、巷で言われているように、禁止ではないため、店側も営業が普通にできます。現にパチンコ屋などは普通に営業をしており、混み合っています。

　さて、日本政府の方針ですが、個人的な感想は全部が中途半端で生ぬるい、という印象です。そもそも巷で言われているように非常事態宣言自体が遅く、効力云々よりドイツのメルケル首相同様にもっと早く危機的状況にあるというのは周知するべきだと思います。

　経済支援も30万円という大き目の額は評価するものの、電子化が全く進んでいない状態でどうやって金銭支援を行うのか、まったく方法が出てきていません。何？役所で書類選考でもするの？馬鹿なの？死ぬの？緊急かつ早急に配るほうがやはり良かったと思います。支援なんてくだらねぇ、コロナをモラルで押し返すんだよ！という人の意見も結構ありますが、人間金がなくなれば、死ぬか盗人になるしか選択肢はなく、モラルで何とかする段階にないです。このまま金がない人が増えると窃盗、強盗、悪ければ殺人に発展しかねないので、早急に対応をしてもらいたいです、いや、今すぐにしろ！

　医療状況も悪く、抑え込みに成功しているドイツのICUの国民10万人当たりの量は30床、一方日本は5床しかないそうです。軽症者隔離の方針もようやく決まった段階なので、本格的なパンデミックになったときに耐えられません、死に体です、いや、とっくに死んでいるそうです。東京を起点に医療崩壊は時間の問題になっています。

　法律の関係上、やれることに制限はあり、おそらくですが、大局的な結果は変わらなかったと思います。どうあろうとも、医療崩壊を起こして大量に人が死ぬ、そこは変わりません、しかし、国家の指導者として、国民を安心させつつ、指導力のある姿が欲しかったです。要するに一番足りなかったのは危機感だ！(やりたかっただけ)

今後の結末

　今後の結末の予想でも書こうと思います。当たれば予言の書、外れれば素人の浅知恵程度に捉えていただければ幸いです。

　日本ですが、まず間違えなく医療崩壊をします。既に東京都では140人中90人近くが感染経路不明の感染者なので、そこら中に感染者がいる状態になっているので、確認されている人数の10倍以上いるのは間違えないです。現状は数が表在化していないだけで、検査を行った分だけ芋づる式に増加するでしょう。東京都は人間をすし詰めにした地獄の箱庭なので、ここで爆発的に人数が増えて手に負えなくなり、他の医療機関や地域に患者の輸送、関東圏からの脱出者を媒介に他の地域に感染が広まり、穏やかだった地域も感染爆発、というシナリオになりそうです。ワクチン開発までの勝負になるでしょうから、しばらくはこの状態ですね。

　また、上記の通り、適切な支援ができないと犯罪と自殺者が急速に増えるので、治安の悪化は避けられないと考えられます。また、コロナを利用した詐欺はもちろん、コロナだけど飲み会しよう！とか、コロナなんて怖くない合コン！といった商売による感染も増えるんじゃないかと思います。金銭的に厳しい人たちや経営者と言う名の守銭奴どもを何とかしないと、そこら中でクラスターが起きるのではないかと思います。

　まとめると、現状では日本全体の感染爆発は避けられないので、人がいっぱい死にます。そして、私も失業しそうです。ワロス、ワロス、ﾜﾛｽ、ﾜﾛｽ……。

　今後は、自身の身を守るために必要な行動を取ることに躊躇しないことになるでしょう、彼らはもう我々の戸口にいる、という状態です。アメリカのどこかの都市の市長が言っていましたが、コロナは人種、性別、貧富の差に関係なく平等だと。我々は平等にコロナに罹り、平等に死ぬ、こんな記事を読んでいる方々も死なないように注意してください。私もこの記事が遺書にならないように気を付けていきます。

　今回はこんなところですね、次回もよろしくお願いします。