じんせいのあれこれ

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2025年参議院選挙について

 

 どうも、参院議員選挙前ヤサカです。

 今回は本筋とは異なるもののTwitter(Xとは絶対言わない民)やYahooコメントなんかを見ていると結構的外れな殴り合いが繰り広げられていてもやもやするので記事にしてみた。最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

参院議員選挙の投票先について

 手っ取り早く結論を書くと、多連立内閣を作る方向性にするのが望ましいだろう。というのが私の結論です。ではなぜそれなのかという所を書いていこうと思います。

 何故多連立かというと、以下が要点になると思います。

  1. 一党独裁内閣になると腐敗が進む
  2. 自民党がマシということはない
  3. 野党に政権運営能力はない
  4. 十分な議論が行われる可能性がある

 以上となります。それぞれ見ていきたいと思います。

 1は見ての通りです。今の自民党の裏金を考えていくと明らかに長く居座り権力を握り続けていた結果が今の政権への不満になっています。政府が色々なことをやりましょうというが、殆どで非難を食らっているのは最早信頼が一切ないからに他なりません。因みに自由民主党(所謂自民党)は都合5年程度しか政権を失っていないので、この日本の状況の大半を作った責任は自民党に帰結します。

 2は自民党がマシという意見についてですが、まあ1でも書いている通り、現状を作った大半の責任は自民党に帰結しており、ハッキリ言ってよくなっていない。自民党が自分たちの政権基盤を作ったのは、高度経済成長期の悪く言えば余程のボンクラでもそれなりに日本を成長させられた時期にたまたま政権を握っていた存在であって、日本を良くしていたとは言い難いです。見ての通り裏金と汚職に塗れており、最早政権運営をさせるべき存在であるとは言い難いです。

 3は2の根拠となる論説です。実際にその通りだとは思います、というのは野党は政権を握ったことはほとんどないので、いざやれるのかというと、過去の民主党政権時代と基本的に同じようなことになると思います。それはある意味当たり前で、民間企業でも入りたての新入りと何十年単位のベテラン社員の実力が同じという事はまずないです。その辺りから考えても今の野党の中では唯一民主党時代の政権経験者が多い立憲民主党以外は政権運営能力はない、と言って問題はないでしょう。

 4は今年国民民主党の玉木代表が示した通りです。今までの自民党は圧倒的多数党となると議論を十分せず議案を通していました。特に第二次安倍内閣の時は酷いものでかなりのゴリ押しの上に大勝ちできる時期に解散総選挙を行い民意を得たとのたうち回り議案を通していました(暴政の結果は皆さんご存知の通りですが…)。圧倒的多数党にならなければそれなりに野党、連立内閣内の他党からの協力無くして議案が通らないので、互いに議論をして内容を煮詰める機会が自然と得られます。因みに公明党自民党のポチなので連立内閣の1党に数える意味がないです。

 

 多連立内閣を良いとする根拠は以上の通りです。要点をまとめておくと、一党独裁は独であるが今の野党も政権運営能力はないので与野党の多連立内閣が一番腐敗もしないし議論をするようになる、です。多党による多連立内閣となると忌み嫌われている風潮がありますが、ヨーロッパの政権では結構トレンドで、フランスにしろドイツにしろ似たような思想や中道、右派、左派同士で組んだりするのもよくある話です。一時はアメリカ宜しく2大政党制を素晴らしく思う節がありましたが、2大政党制は国民が党の方針から良いところを選ぶ余地がなくなるので、選択の幅が広がり少数党でも政権に食い込める可能性が残るのは悪くないです。

 

投票先の選び方

 次に投票先の選び方ですが、基本的に以下の通りだと思います。

  1. 基本的に現与党は選ばない
  2. 自分が一番得をする方針を選んでいる党の人間を選ぶ
  3. ポピュリズムを謳う党は選ばない

 以上となります。これらも見ていきましょう。

 1は現与党、具体的には自民党公明党を選ばないです。これを言うと自民党公明党が嫌いか、と思われる方が多いと思います。まあ、実際に嫌いですが、これはある程度意味のある物です。というのは自民党は今までの支持基盤(経団連や大企業関係者等)があり、公明党創価学会という強力な支持基盤あるので、多少票田が減っても候補者当選0クラスの圧倒的敗北は余りしないでしょう。それなら野党の候補者に入れたほうが票が分散するので良さそうです。まあ、参院議員選挙なので自民党が空中分解することもないでしょうし、裏金の反省を促すには丁度良いです。

 2は選ぶ先についてです。よくその地域の議員の言い分で選ぶ人がいますが、基本的に無意味だと思います。というのは鈴木宗男氏や党の重鎮クラス等の一部議員を除けば殆どの平議員に党方針を動かすほどの力はないからです。それなら党自体の方針を見て選ぶ方がベターです。得をするという部分は私欲で良いと思います。与党が謳う給付金でもいいですし、野党が謳う減税政策でも良いと思います。自分自身や家族が得できる等を選びましょう。極端な話、自民党がヤサカに1億円くれると言ったら喜んで自民党に入れますよ笑

 最後は世界的にも問題になっている話題。ポピュリズムの党には入れるべからず。最近だと参政党が代表格ですね。ワクチンによる死者の方がコロナより多かったとか、癌は戦後に出来た病気だとか、のたうち回ったことに関しては列挙してもキリがないです。日本人ファーストとか共感するところはあるのですが、殆どに実効性が無く、根拠のない事を平気で嘯くので単純に信用もないです。表面だけ攫って良さそうなところを選ぶのはかなり危険なのでお勧めできません(それでアメリカもトランプ氏になってしまった)。

 

総評

 総評は、各党の方針をしっかり見ておき取り敢えず自分徳出来そうなとこ入れとけ、です。今回は政権与党に対する懲罰的な意味合いもある選挙ですが、与党で自分が得をするならそれも一つだとは言えます。間違っても何も見ないで良さそうだから選んだとか、過去の野党よりマシだとかという考えで選ぶのは失敗だと思います。

 最近はSNS上の情報操作がかなり露骨でそういうのを見た人がポピュリズムだったりする党を選ぶのだろうな、というのを肌で感じます。実際に時間は惜しいですが、しっかりとその党の方針を見て内容を精査して選挙に挑んでもらえればな、と思います。

 さて、今回はこんなところで、ではまた次回。