約1週間前、ついに1年半勤めていた会社を退職しました。たったの1年半、されど1年半長かったし、同時に短くも感じた1年半でした。
3年以内で辞めるとは、とんだ根性なしだ!とおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますし、そう考える気持ちも理解できます。昔の自分がそう思っていたように……。
私が会社を辞めた大きな理由は二つ。
一つは自分自身・会社の将来性の問題。
どうにも会社が入社時点で示してくれたもの、そして自身が目指していたものとは将来に得られる結果が異なるという事実に気が付きました。その会社が目指しているビジョンと自身が目指しているビジョン、それにはあまりにも大きな開きがあり、今後仕事を続けていても自身が目指していた場所には行けそうにもなかった、というものです。
もう一つが、会社に対する信用。
これも何度もブログ内で触れているように、会社に対する信用は地に落ちていました。自身の勘違いや擦れ違いでそんなことになっているのなら仕方がないですが、実際は会社自体が意図的に騙しており、そんな人を騙し続けるであろう会社を残りの生涯かけて信用できる自信がありませんでした。
また、私個人、信用できるものに付きたいという意思があるため、この会社では生涯は勤められない、というものです。
会社の提供してくれるもの
私自身、現在の仕事に求めていたものはやりがいとか、そういうものではなく、待遇の良さでした。実際会社自体も福利厚生の良さを謳い、そして休日の充実を謳っていました。
ところがどっこい、ふたを開けてみればそんなことはまるでなく、福利厚生はほとんどなく、休日返上のサービス出勤が横行しており、むしろ、やりがいや自己実現、夢の実現など、ありふれて、そして、具体性のないものをアピールしているという状態でした。結局のところ騙されたな、という感情が大きかったです。
ここから私は早い段階から会社を疑い、会社内で情報収集することにしました。
最初の1年は最低でも疑うべし
私がこう企業を1年半で辞めて学んだことは、「最初の1年は最低でも疑うべし」です。
私がこう考えた理由は、ほとんどの企業で内情を把握するには1年くらいはかかるかと思います。企業規模が数人の企業ではその限りではないかもしれませんが、それなりの規模の企業ではそれくらいの時間が必要になると思います。
しかし、ずっとその企業を疑ってかかるのは辛かろうなので、そこまではしなくていいかと思いますが、最低1年は会社の内情・業界の在り方を調べることに注力してもいいかと思います。
それで気に入ればその企業でいいかと思いますし、もしも、あれ?おかしくね?と思う部分があれば、さらにいろいろ調べてみるといいかと思います。
調べ方もいろいろあるかと思います。単純に会社の福利厚生を調べたかったら会社の資料があり、好きに見れるかもしれませんし、そういうものが資料としてなければ、人に聞くしかありません。
聞く人によっても聞ける内容が異なり、親しくなった先輩ならいろいろと裏事情が聞けるかもしれんせんし、あまり親しくない先輩なら聞ける情報はかなり少なくなるかと思います。また、自分ひとりの力に頼らず、そういう仲間、同期がいるなら情報を共有して、うまくできる限り、たくさんの情報を集めてみることが重要だと思います。
とにかく重要なのは、会社という組織を簡単に信用してはいけないということです。
総じて
私はこんな感じで1年半という短い新卒採用を終えてしまいました。正直、辞めたこと自体には後悔はありませんが、会社を信じ切ってしまっていたことは失敗だと思っています。
今後、就職活動をする人、今も会社にいる人など、参考にしていただければ幸いです。
では、今回はこんなところで、次回まで、さよなら!