前回からの続きです。思っていたより長くなってしまったので、分割しました。
今回は学生視点で企業と学生のミスマッチについて考えていきたいと思います。
学生側の原因
学生側の考えられる要因は以下のようです。
- 自己分析の不足・分析ミス
- 企業・業界研究不足
の2点かと、まあ、上の二つを引き延ばせば4つくらいに増える気がするけど、気のせいでしょう。
ではまた、それぞれについて考えていきたいと思います。
1. 自己分析の不足・分析ミス
自己分析不足は、現役大学生の方や会社員の方は受けたことのある人が大多数だと思いますが、自分の「特性」「興味」「価値感」「能力」などを明らかにし、就職活動で面接、エントリーシートを有利にしたり、自分の向いている業界をみつけたりするためのものです。
うまく使うことができれば、自身の長所、短所を知ることができますが、私の場合、大学3年生で、受けたことを利用して大学院でも就職活動で活用しましたが、2年間で大分考え方が変わっており、役に立ちませんでした。
また、「金」、「時間」、「やりがい」、「人間関係」に関しても、大学4年間とでは自身の考えていたものと、大きく異なってしまい、それが原因で失敗しました。
自己分析は自己分析シートや各種就職サイトなどにあるものが一般的ですが、他には人に聞くなどもありますね。やはり家族や友達など自分をよく知っている人に聞いてみると意外な一面などがあるかもしれません。お金に厳しいとか、人間関係はすごく大切、など、自分の知らない他人から見たらそう見える、そんな一面を探してみてもいいと思います。案外、就職、転職の役に立つかもしれません。
以上のようになっています。アルバイトと異なり、一生を決めるかもしれない仕事となると、その先の身の振りについて長い目で考えてしまい、気が付かない仕事についての考え方が出てくる。ということがあるので、就職活動中の学生の皆さんは、よく分析を行い、その上で、その企業に一生自分がいるかもしれない…という前提になった時に自分は納得できるか、どこまで許せるかをじっくり考えていくべきだと思いますね。
私のように転職を考えている、もしくは転職活動中の方は、今回の企業から納得できない部分が少なからず噴出しているはずなので、それを再度よく分析したうえで、自分が納得できる企業を探してみるといいかと思います。
自分自身はまだ始めていませんが、辞めるまでの間にじっくり棚卸をし、納得できる企業を探してみるつもりです。
2. 企業・業界研究不足
これも就職活動、転職活動を行っている人ならご存知の内容だと思います。
企業研究とは、その自分が就職活動をする企業、内定した企業について、その企業の金銭関係、業界での立ち位置、実際の仕事内容などを調べることです。
それを怠ると、実際の仕事と思い描いていた仕事とのギャップに苦しんだり、企業公開情報と実際の情報の差が出たりと問題が起きてしまいます。
業界研究もまた然りで、業界の現状、今後の伸び代など実際に仕事を続ける際の未来をある程度考えることができます。
生涯続けていくことができる職種か、それとも今後、転職を考えたプランを用意しなければいけないのか、というように考えることができます。
どちらも自分の時は失敗したと言えます。
というのも、企業研究では企業情報が少なく、調べられる限界があったため、偏った情報や、企業情報を重宝してしまった。ということがありました。
しかし、転職サイトやその企業について詳しい知り合いの情報をもっと起用していれば、今回のような辞職話をする必要はなかったと言えます。
業界研究では、結構伸び代がない業界で有名だったのですが、その辺は全く調べていませんでした。はっはっはっ(乾いた笑い)。
と、いかかでしょうか?このように自己分析、企業・業界研究を怠ると後悔します、この私のように。
今の時代はインターネット社会、就職サイトから転職サイト、個人ブログに至るまで、結構情報は集まるものです。
私の会社も大きな会社ではないですが、それなりに情報はあるところにはありました。しかも入って気が付いたレベルの正確な情報が……。
いろいろ述べましたが、結局言えるのはどの情報を信じるかです。ただし、どの情報を起用していいかわからない、という状態をできる限り回避するために多くの情報を集め、その内容を吟味し、平均化するなど精度を高める努力をする必要があります。
また、自己分析も然り、正確に自分を把握することで、 調べ上げた企業とのマッチングを考え、より合致した企業探しが可能になります。
さて、今回はこんなところですかね。次回また違うネタで!